胡錦濤退席って何があったんでしょうね

関係ないけど昨日の記事の続きというか。正攻法じゃない仕事の進め方ってなんだって話なんだけどさ。正攻法じゃない仕事の進め方は邪道かって言うと、そういう訳ではない。まずそもそも俺が正攻法って言葉を選んだ理由が好い加減なので、正攻法という単語の意味論的なところを重視して理解しようとしてる人がいるとしたら、それは間違いですね。俺みたいな言語学者でもない浅学な語彙のない人間が好い加減に書いてる日記で、言葉の選別に注力してるはずがないですし。行間が読めないというかメタ情報の読み間違えっていうか。そういう人は詐欺メール訓練に引っかかりやすいですよ。そういう人って、そもそも…ってところに気づけないんですよね。頑張って訓練で鍛えてくださいって思います。

たとえ話をすればいいんでしょう。直近のカンブリア宮殿で焼き鳥の串打ち機の話があったけど、この話は少しは参考になりますよ。初めて実用的な焼き鳥の串打ち機を発明した社長が、焼き鳥屋に営業に行っても相手にされなかった。それまでにも焼き鳥の串打ち機ってのは世に出回っていて、そのどれもが粗悪品でちゃんとした焼き鳥が焼けない代物だった。だから焼き鳥屋に営業に行くと、また騙しに来やがったのかって全く店長に話を聞いてもらえないどころか、詐欺師呼ばわりされるような酷い説教まで食らったりした。そんな中で焼き鳥の串打ち機を発明した社長はどうしたかって言うと、焼き鳥屋さんまで大きな串打ち機を持って行って、実際に目の前で串打ちして焼き鳥を焼いて見せたりしたと。これで分かりますかね。正攻法じゃないってのはこういうことですよ。別に邪道ではない。相手の承諾を得て物品を持ち込むのが通常の手順ですけど、場合によってはちょっと強引な手法もあり得るってことです。これは邪道ではない。別に騙してるわけではないですし。串打ち機という製品には間違いない圧倒的な価値があって、それを導入すれば焼き鳥屋さんは間違いなく楽が出来て儲かるから。それでいて店長も過去の経験から理不尽なまでに社長を遠ざけてたってのもあります。手順を無視すると信頼ガーとか信用ガーとか人の心を強引にこじ開けるのは問題アリーとか色々と言う人もいると思いますけどね。この件は俺はセーフだと思いますね。それもかなりの安全マージンありでのセーフだと思います。店長が過去の詐欺師を憎んでる思いなんてのは、俺が思うに大した傷じゃないですし、その傷を癒せるのは本物なわけですから。その本物の存在に気づかせる強引さは多少はあってもいいと思いますよ。それに心の傷だけじゃなくて大きな大きな実利が伴う。全く悪い話じゃない。皆が幸せ。こういうところです俺が正攻法じゃない手法って言ってるのは。この話は一例に過ぎませんが。

それと人間がいることを読み筋に入れて仕事を進めるのが大事って言いましたけど、それは「こういうことをしたら断わられる」って先を読むことであって、相手を意のままに動かすって意味じゃないですよ。アカギは浦部を手の平で転がしましたけど。そういう意味でアカギを話に出したわけではないです。相手を意のままに操るみたいな考え方は良くないですよ。そういうのは信用を損なうからな。仕事を進める上では信用は有用ですから。でもまあ俺は仕事をしやすいから信用を損ねないようにするって考え方はありますけど、かといってそれだけじゃないですけど。信用を損ねないように動く人間が増えると世の中が上手く回りそうなので、その考えを否定するつもりはないですけど、仕事を進めやすいから信用を損ねないようにするって考え方は邪ですよね。邪って一字でヨコシマって読むんですけど。なんていうか普通に考えて道徳的に信用は損ねない方が良いって思いますよ俺は。人を裏切って傷つけることは良くないですし。特に女の子に対しては強く思いますね。判断基準は俺の価値観で決まります。なので俺がこのぐらいはどうでもいいってところは少し雑になります。それが俺という人間だからね。別に俺は他人から「あの人は絶対に嘘をつかない。裏切らない。間違っていない」なんて思われたくもないですし、それにいつの日かそういった心酔してる人達を使って何かをやり遂げたいとも思っていない。だからただ俺らしくあるだけですよ。そうすれば道を大きく踏み外すことはないだろうから。俺の場合はね。でも自分の意のままに動いたら平気で人を裏切ってしまうような人は、そうやって信用をポイントみたいに考えて生きた方が良いと思いますよ。

だから大した権限も持ってない中間管理職の鏡みたいな人が、仕事の進め方の正攻法を部下に説いてたとして、それ自体は会社の屋台骨に基本に忠実という思想をベースにしてるのがあるよって姿勢を見せることで、悪いことはしちゃいけないって社風を根付かせたりする意味からとても意味があるわけなんですよね。だからその中間管理職がそれを建前だと分かってて言ってるんならいいんだけど、真面目に管理しかやったことがないような素人の場合はマジで言ってるんじゃないかって思わされたりしちゃうわけですけど、そういったところですよね。本音と建て前のすり合わせというか。本当にあんた仕事したことあるの?みたいな。確かに偏った人生経験の人もいるし。色々な人がいるのは分かってるけどって。仕事ってのは本当に面倒臭いな。

でもあれですよね。この上司への報告の重要性を説くことってのは文脈次第では中央集権的な上意下達な組織を作るんですよね。昨日の記事にも書いたけど。中間管理職になりたがる人ってのは、どちらかというと出世好きなので、派閥とか社内政治とか好きだったりするんですよ。そして組織全体の利益よりも個人的な出世に益することを重視する傾向が強くて、社員とはこうあるべきだって言いつつ、自分の部下や味方を増やすために上司への報告は大事だって言う人もいるから。そういうのも注意して欲しいなって思いますよ。基本に忠実、基本に忠実って言って、基本ってのは手段であって目的じゃないのに目的みたいになっちゃうんですよ。だから組織のトップである社長がそういった勘違いをさせないように、顧客満足度が大事だとか言い続ける必要があるって、昨日もほとんど同じことを書いたな。社長がそうやって顧客第一主義を掲げて社内に粘り強く言い続ければ、末端の社員は「上司への報告第一」って上司の説教に対して「社長は顧客第一って言ってますよ」って反論しやすくなるわけで。他にも色々あるだろうけど組織運営は別に俺の専門じゃないので。