公平とか卑怯とか

なんつーかな。これはかなり前から思ってたことなんですけど。社会通念としては全く同じ条件で戦うのが公平とか言われると思うんですけど、世の中に完全に等しい条件の戦いなんて人対人とか人が構成する組織対組織において存在しないんですよ。だからルールを定める。このルールの中で戦うことを公平と考えましょうってさ。スポーツってのはそうやって成り立ってると思ってます。それでも完全な公平ではない。色々とボロが出ます。ドーピングとか服や靴の性能とか気象条件とかグラウンドの状態とか体調とかとか。

まあいいや。それはそれでいいんですよ。俺がちょっと書いてみたいと思ったのは、力ある存在が力ない存在に対して、その力同士で争うことこそが公平なのだと強要することは公平ではないよなあ、という話です。確かに力同士で争うのは、そのルールの中では公平なのですが、ルール自体が力ある存在に有利になってるってことです。本の中の登場人物が卑怯だとか言ってるのが滑稽に見えるというかさ。お前が言うなと。異常に強いからね、この地球の人間と違って。

例の本は退屈な部分を抜けて少しはマシになってきました。読み進めます。