食物連鎖とか

良く出来てるよなあって誰もが一度は思うんじゃないでしょうか。肉食動物、草食動物、植物、ってな感じのピラミッドになってて。でさどうしてこれらの関係というのは破綻しないのかなあって不思議に思いますよね。でもなんか中学の教科書に書いてあった気がするんですけど、外来種のヤマネコか何かを島に持ち込んだらオオカミが絶滅したとか。そういうことはあるらしい。つまりその現状で上手く機能している食物連鎖のピラミッドというのは、現状で安定しているように見えるだけで、過去や将来に渡って永続的に安定しているものではないと。当然ですけど。今日に至るまで様々な種が絶滅してきましたが、それというのは天災の所為だとか環境の変化だとか色々と言われてますが、やはりその肉食動物が草食動物を食べつくしてしまった、ということも過去にはあったのではないかと思ったりします。そういったことが原因で絶滅が起きたということもあったのではないかということです。

草食動物の数が減れば、肉食動物は獲物を捕らえにくくなるから肉食動物の数も減るし、植物は食べられなくなるから植物が増えることになり、結果的に草食動物は肉食動物に襲われにくくなり餌が増えて草食動物の数は一定のラインを維持する。って考えるじゃないですか普通は。でもそれは現状の定常なものを観測しての話であって、生物というのは突然変異するわけで、長い期間を考慮する場合は突然変異を考慮することになるわけです。この定常な状態を激変させる突然変異が肉食動物に起きて、圧倒的な狩りの能力、繁殖力、などなどを手に入れたとします。そうなると草食動物の数がどんどん減って、食べつくしてしまう可能性はあるわけですよ。それがどれぐらい低い確率かはわかりませんし、どれだけの変化があれば、どれだけの期間があればそういったことになるのか、そういったことは全くわかりません。ただ起こる可能性はあるよなあと思ってます。

このことについて進化論はどう考えてるんでしょうね。確率的に低くてそういうことは起こらなかったんでしょうか。それとも環境が異なる地域が沢山あって、どこかの地域で草食動物の滅亡が発生しても、他の地域ではそういったことが同時に起きることはないので、補い合いが発生することで全ての地域で食物連鎖が維持された、とかそういうことなんでしょうか。

もしもなんですけど、仮にかなり高い確率で食物連鎖の破綻が発生して種の絶滅が簡単に引き起こされるというシミュレーション結果が出た場合、進化論はもしかしたら嘘っぱちなんじゃないかという話になってしまいます。それに対して、それでもそのかなり低い確率を通したから私たちが今こうしているんだろって思うのは常識的な反応かとは思います、一般的な日本人であれば。もしくはそのシミュレーションが間違ってるんじゃないかとか。まあでも感覚的には起きる確率は低そうな気はしますけどね。