ノンフィクションでも物語はあって

優劣はないと思いますが好悪はあると思います。人間が関わらなくても自然界にもあるように見えました。テレビ見てたら。

鳥が作った巣にトカゲが住み着いて。その巣を食べようと破壊しようとする白蟻がいて。トカゲは白蟻を食べることで宿賃を払う。鷹も巣に住み着いてしまう。鷹は鳥を食べるので害悪でしかない。だけどマングースも巣にやってくる。マングースも鳥を食べる。だけど鷹はマングースを追い払う。蛇も巣にやってくる。だけどマングースは蛇を追い払う。マングースの糞を大きな別種のトカゲが食べる。

これは物語とはいえないと思う人もいると思いますが、主人公最強オールマイティー系よりよっぽど俺は見ごたえがありましたよ。食物連鎖、寄生、共生、そういったものが複雑に絡まり合って物語の奥行が出るというか。

自分が相手を代替可能としていて相手からは代替不可能とされている場合、その関係は自分が強い。その関係が破綻することで、自分は生活の豊かさを一段下げる程度だけど相手は死亡する場合、その関係は自分が強い。単純に生殺与奪の力関係ってのもあるだろうし。また良くある愛する者が生きる目的だ、みたいな話は代替可能不可能の一種と考えられます。他にも関係ってのは色々ありますよね。