継承される学歴格差と経済的困窮と少子化

これって昔から言われてますけど。高学歴は高収入な仕事に就いて、その結果として子供に質の高い教育を受けさせて良い大学に行けるってのが良く聞く説です。他にも遺伝って話もあります。近年のゲノム解析で遺伝子と知能の関係が或る程度は分かって来たってことで。良く分からないけど頭の良さだか問題解決能力みたいなものの 50 % は遺伝で決まる、みたいな話だった気がします。そう考えると高学歴の親は頭のいい遺伝子を持っている確率が貧困層より相対的に高いので、子供もその遺伝子を受け継いて頭が良くなる確率が高いって話にもなります。他にも色々とあると思うんですけど。金を払って裏口入学とか。金があるから留年しても経済的に問題がないとか。住んでる場所とか付きあいのある人とかも或る程度は影響するかも。

でもそういった物質的な要因だけじゃなくて精神的な要因もあるのかなあって感じてますよ。自身が大卒の人間は子供にも大卒できるだけの基礎的条件を与えたがるって言うのかな。だから子供の数を絞ろうって考えるんですよ。二人の子供を産むと二人に対して十分な経済的支援を行えず十分な教育機会を与えられない。だから子供を一人にしようって考えてしまうんですよ。なんでそんなことを思うのかって言うと、自分がそれだけ親から与えられてきたから子供にも与えないといけないって考えるのかもしれませんし、何か家の意識があって没落するようなイメージを感じるところもあるのかもしれませんし、子供に公平でありたいとか考えるのかもしれません。そういったことも少子化の一因なのかなって思います。子供が増えれば単純に経済的に困窮するのが嫌だって考えも多いと思いますが。

誰でも大学に行けるのが当たり前って大学を増やした反動が、こういうところに出てしまったのは残念だなって思いますね。やっぱり金さえ払えば入れるって大学は明確に「大学もどき」って区別した方が良いと思います。本当に真に金の有無に関係なく誰でも大学に行けるんであれば、みんなが高等教育を受けられるって意味はあると思うんですけど、金さえ払えば高等教育を受けられるって仕組みは無駄だと思います。そういうことすると自分が大学を卒業したんだって勘違いしちゃうと思うんですよ。そうやって自分も子供に「大学もどき」に行かせなきゃって考えて、子供を産む数を絞るっていうのは害悪な考えでしかない気がします。子供の数を絞ったら遺伝的に頭の良い子が産まれる確率も減りますし。

子供を 1 人にすれば、確実に自分の子供に対して公平であれるんですよね。何せ 1 人しか子供がいないんだから。これはネガティブ過ぎる考え方だと思いますが。考えは人それぞれなんでしょうけど。俺なんか高卒なんで全くそんなことは考えないんですけどね。大学に行けるような子供が産まれれば行けば良いと思いますし、そうじゃなければ行かなければ良いんですよ。まあ子供はいないし結婚する相手も候補も全くいないんですけど。でもなんでそんなに大学に行かせたがるのか謎でしょうがない。俺が大学に行ってないからなのかもしれませんが。このインターネットで好きなだけ自由に勉強できる時代にですよ。一流大学で研究したいとかなら分かるんですけどね。研究室とか使えますし。でも大学もどきに行く価値ってあるのかって思いますよ。だってキャンパスライフって行って友達を作って遊ぶだけでしょ。