何と無く思い付いた

出来るキャバ嬢に就いて。あるキャバ嬢 A には固定客が何人も居る。そして A はバレンタインチョコをそれぞれに上げる。義理という名分で。そして同じ手作りチョコを全ての固定客に渡す。その時にそれぞれ客によって違う事を言う。「あなたのは一番甘いんですよ」「あなたのは一番デザインが細かいんですよ」「あなたのは一番長いんですよ」「あなたのは一番太いんですよ」。これなら全く嘘を吐いていない。こういうのを考えるキャバ嬢は出来る人かも。
いやさ、俺の大好きな子が全ての客に配る手作りチョコに就いて、俺にくれたのに対して似た台詞を言ってくれてさ。すっごい嬉しかったんだよ。決して本命チョコですとか言ってはいないんだけどさ。それでそれを素直に受け止めたい俺だったんだけど。「俺の為に選んでくれた」「特に他意は無くて偶々なんだろう」とか。でも頭の片隅でふわっと思い付いてしまったんですよ、悪い女の考え方を。あの子はそんな子じゃないんだけど。こういう事を思い付いてしまう自分が嫌になるよ。最後に書くけど、思い付いてしまったけど、俺はあの子を信じてる。当然だけど。