無能な働き者の話って良くあるけど

無能な働き者は余計なことするから最悪で無能な怠け者の方がマシだみたいな話あるじゃないですか。あれって初出とか原典は何なんですか。色々なパターンを見た気がするけど、俺がもっとも腑に落ちたのは軍隊の中で自分の頭で考える人間は困るって話。何故かって軍隊って組織は人を使い捨てにするわけで、下手に頭が回って正義感がある人間だとそんな命令に従えるか部下を見殺しにできない!って命令に従ってくれない。だから粛々と命令通りに部下を使い捨てにできる人間のが良いって話が軍隊には当てはまるんですよ。たとえば 10 人の死で 1000 人を救う作戦があって、その 10 人の死を容認できないって正義感の強い指揮官が拒んだら、結果として 1000 人が死んでしまうでしょう。だから命令通りに部下を死地に出せる人間のが良いわけですよ軍隊では。そうやって全体最適左官とか将官ってのは考えるらしいんだわ。俺が思うにその話が原典なんじゃないかなあって凄い雑に理解してるんですけど。それがどういう訳か、色々な伝言ゲームを経て、無能で真面目な奴は余計なことをしでかすから最悪だ、みたいな話にまでコンパクト性とインパクト性を重視したような話になってしまってるというか、なんだろうな。無能な味方は敵よりも悪いってのは確かに場合によっては言えるんだけどさ。まあどうでも良いんですけど。原典が何なのか気になるよ。