緊縮財政と物価高

その二択どちらにせよ国民生活は苦しい。その中間みたいな選択肢はないはず。そして俺は緊縮財政に反対で物価高を容認する円安インフレ派だった。過去を遡って自民党政治を見ても、俺と同じ考えだったとしか思えないし。一部は緊縮財政派もいたようだけどさ。緊縮財政すれば確かに物価は上がらないかもしれないけど経済が死んでいくから。労働者は仕事がなくて困ることになる。確かに日本企業に世界品質を求められて選抜する効果はある。世界品質になれない企業が潰れていく。社会保障も恐らく縮小するだろうし。円安インフレ派は積極財政で通貨価値の下落を容認することで経済を殺さないようにする。問題は物価高で、これに対応するためには自給率を高める必要がある。自給率が低いと輸入物価高で経済が回らなくなる。円安インフレ派は経済を殺さないようにするだけでなく、使うべきところに金を使うということを政府ができなければ自滅してしまう。政府は自給率向上に金を注がなくてはいけない。それと物価高で国民生活は苦しくなるが、それを給与上昇で補う。そこが上手く行ってくれれば成功なんだけどな。もしも仮にだけど、日本人の金持ちが自主的にエネルギー自給率の向上に寄付して日本のエネルギー自給率が向上するのであれば、積極財政で円安インフレする必要なんて全くなかった。金持ちが持っている者としての義務を果たせれば全ては上手く行くんだよ。でもそれができないから積極財政しかなかった。そういう話なんだけど。金を持っている者には義務がある。そういう考えがあって然るべきなんだよな。通貨ってものの本質を考えると。通貨価値の下落から物価高と自給率上昇と労働者の給与上昇、これらがすべてセットになることで、金を持っている人間から強制的に金を徴収して、金を持っていない人間へ仕事を回し、日本の自給率向上という、あるべき姿に持って行こうとしている。それが円安インフレ派の考えと俺は理解しています。俺でも理解できるし、そんなに難しい話じゃないんですが。理解されないものか。積極財政インフレ円安にせよ緊縮財政デフレ円高にせよ不満を持つ人は当然のようにいるわけだ。そして俺が円高を主張していようと円安を主張していようと、俺の言説に不満を持つ人は絶対にいなくならないでしょう。それ以前に誰も読んでいないんだけどさ。大事なのは政府が自給率向上に金を使いつつ、労働者給与上昇できるかどうかだよ。それが出来なかったら失敗かな。格差を固定する円高より流動性の高い円安のが公平なのは確かだ。俺には考えの及ばない複雑な事情もあるだろけど。例えば分かりやすい例を言うと、これから第三次世界大戦が起きたら、それどころじゃなくなる。緊縮財政ってのはグローバリズムと相性が良いんだよ。それに比べればどちらかというと積極財政は自主独立志向だな。積極財政は政府の役割が緊縮財政より重要になる。当たり前だけど。幸か不幸か今はグローバリズムが徐々に崩壊している。それでいて日本は貿易なくして成り立たない国でもある。