敵を欺いたというより味方兵士を欺いただけな感じが強い

そもそもウクライナ側は欧米の協力もあってロシアによる侵攻の情報は掴んでいたわけで。敵を欺いたって感じじゃないよな。確かに詳細な情報までは掴んでなかったんだろうけどさ。どこまで本当の話なのか眉唾ではあるんですが。欧米は 72 時間はウクライナへの協力に消極的だったんだな。あの番組を信じれば。降伏したり亡命政権を作ったりすることを勧めてたって話だ。ウクライナ政権がどこまでやれるかプーチン政権がどこまでやれるかってのを見定めてたってことでしょうか。プーチンも欧米も降伏や国外脱出を勧める中でウクライナ政権は籠城して徹底抗戦することを決断した。それにウクライナ国民も付いてった。大統領は暗殺を切り抜けたし、開戦して直ぐにロシアのミサイルによって軍が壊滅しないだけの準備も十分に機能した。どっからどこまで筋書き通りなんだろうって感じで見てますけど。番組を見ていて最も目を瞠ったのは欧米の動きでした。最初はウクライナに勝ち目がないよって降伏や国外逃亡を勧めた。それは国民の犠牲を少なくするため人道的な観点から最適な判断だ。でもウクライナ国民や政権の士気が高いことを最初の 72 時間で確認した。自分達が教えた情報が十分に機能してロシアの奇襲作戦の殆どを失敗させることもできた。ウクライナ政権が自ら徹底抗戦すると言った。そこで欧米が支援に動き出した。完璧な流れじゃないですか。全く隙が無いというか。実際は最初の 72 時間は様子見してたんじゃないかな。だけど表向きは様子見ではなくて降伏や国外脱出を人道的な観点から勧めていた。その姿勢は別に間違ってるわけじゃないし非難されようもない。そして状況を十分に確認してから支援を決定する。実に老獪な動きだなと思った。