俺の中では超有名な 2ch 発祥「詭弁のガイドライン」

詭弁のガイドラインは 30 歳以上の日本人 SE なら常識的に知ってるんじゃないかと俺は思ってるんですけど違うのかな。

俺が思うに詭弁は基本的に正攻法で議論しても自分が不利な人が使うものという認識です。つまり詭弁を弄するってことは、その時点で自分に非があるって認めているようなものだと思ってます。通常の 30 歳以上の SE であれば、ガイドラインを常識的に知っているので、相手が詭弁を言って来たら「自分に非があると思っているのか」って思うわけです。

だけど詭弁のガイドラインを知らない人とかいるじゃないですか。そういう人達の間だと、詭弁というのは重要な話術という位置づけだったりして、如何に詭弁を使って相手を丸め込んでねじ伏せるかってことに注力した議論になってたりするんですよね。そういう詭弁を使った議論はあってもいいとは思うんですよ趣味とかで。でもなるべく公式な場では使わない方が賢いとは思います。詭弁というのは見る人が見れば詭弁だと分かるからです。過去に詭弁で相手をねじ伏せた経験があるのかもしれないですけど、それは相手が低レベルだっただけだと思います。

これは微妙な例えですが、プロ棋士の勝負は指し手が地味だったりするってのがあるんですけど、それはお互いに相手の攻撃の筋を読んで読みの中でつぶし合っているから、盤上で繰り広げられる目に見える動きは地味になるって話です。この考えを議論と詭弁の話に当てはめてみますと、詭弁のガイドラインを知っている常識的なレベルの人達が議論すると、詭弁は詭弁でしかないって分かっているから議論の中に詭弁が登場することはないわけです。だけど詭弁のガイドラインを知らないような一段レベルの下がる人達が議論すると、議論の中に平気で詭弁が出て来る。そんな感じかな。プロ相手には全く通用しないアマチュアの間では良く使われる奇襲とかあるわけですが、詭弁って正にそんなアマチュアにしか通用しない感じなんですよね。要は詭弁を使う人はアマチュアなんだなって思います。プロ意識が低いって言うか甘えてますよねアマチュアだけに。

というかそもそも俺にとって議論は相手を言い負かすことではなくて、真理の探究って感じなので、立っている土俵が違うんだよな。