クローズアップ現代で

痴漢の話がやってたみたいだけど。俺は満員電車で他人の尻が当たらないように手の甲で受け止める形になったりするんですが、オッサンの尻や女性の尻に限らず、そこまでは倫理的な問題とか特にないんだけどさ。オッサンの尻が気持ち悪くて触りたくないってのはもちろんあるけど。そこで俺は自分に「俺の手はカッチカチで動かないコンクリート」みたいにおまじないを掛けると言いますか、とにかく全く動かさないように注意するんだよ。だけどそれって辛いんですよ。全く動かないってのは辛いんです。5 分間ぐらい全く動かさないでいるとかなり辛くなる。理由は色々とあるんだけどさ。普通に指や手や腕の筋肉がつかれるってのもある。それに全身の疲労バランスとか調整するために動きたいってのもある。手にバッグを持ってたりすれば疲れる要因は増えるし、満員電車内で変な姿勢で立ってたりしたらより疲れるし。それと今一つ言いたいのは、俺だけかもしれないけど脳ってのはずっと完全静止状態でいることを嫌うってのがあるんだと思う。なんかねえ本当に全く手や足を動かさないでいると、まるで手や足が無くなったかのような感覚に陥るんだよ。俺だけかな…。そうなるとね、なんかもぞもぞしてくるっていうかさ。わかるかなあ。分からなければやってみてほしい。手や足を動かさないだけじゃなくて、手や足になんら刺激を与えないことが重要。たぶんなんだけど脳ってのは人間の全身から常に電気信号を受け取っていて、それを脳内の自身のボディイメージに反映しているんだと思う。なので手や足を動かすってことは、動かすと感覚神経にも刺激が行くから、そこで脳内に電気信号のフィードバックみたいなのが行って、今の手や足はこんな状況だって認識してるんだと思う。なので手や足を全く動かさずに更に全く刺激を与えないと、手や足が脳内のボディイメージから消えてしまって、まるで無くなったかのような感覚に陥るんだと思う。わかる人にはわかるはず…。まあそういうわけでもぞもぞしてくるというのがある。後は単純に動きたいっていう衝動が俺の中からあふれ出てくるというかね。昔から落ち着きはあまり無い方だから。じっとしてるのは得意じゃないんだよ。それを意識して抑え込んでるんだけど、満員電車で脳味噌が疲れたりするとフラっと制御が緩んでしまったりするし、あまりにも長い間じっとしてるとやっぱり耐えられなくなるんだわ。最近はカバンを持ち上げるのも疲れちゃってさ。カバンの中身がつぶれるのも嫌だし。あれって弁当とかつぶれるでしょ。シャーペンの芯は折れるしさあ。というかそれ以前に重いからね。まあ当たったり触ったりしてないから大丈夫ですかね。