炎のガラス職人

ハイライトのラストシーン、教官が生徒の主人公に言った「センスのある者はいくらでもいる。だけど暑さに耐えられる者は少ないんだ。おめでとう、君はガラス職人だ」と。主人公の生徒は休みの日は猛暑の中でも空調の効かない部屋で自宅待機をしていた。場所はタクラマカン砂漠のような極地。だけど他の生徒は休みの日は休日出勤をしていた。自分にはやる事があるから、センスを磨く為だ、などと尤もらしい理由を付けて。そしてガラス製造の現場には入らず空調の効いた部屋でガラス細工の歴史書などを読んでいた。そんな事をしていてはガラス職人にはなれない…。休みの日はしっかりと家で休む事が肝要っていう当たり前の事実を教えてくれる、為になる愛と感動のストーリー。