村上のサヨナラヒット

実は試合は全く見てないんだけどさ。村上がバッターとして活躍できないのが続いてサヨナラヒットを打ったってのでアカギの浦部戦を思い出した。アカギが浦部戦で最後にリャンピン裸単騎でロンしたわけですけど。アカギは試合の流れ全てで浦部がリャンピンを捨てるように誘導したって話でした。村上も同じことをやっていたのかと。最後の 9 回で相手ピッチャーがフォアボールするぐらいに逃げ気味だったんでしょ。村上の前では。そして不調と見ていた村上で勝負に出た訳で。そして村上はサヨナラヒットして日本の逆転勝ち。何となく似てませんか。村上は今季の WBC で対メキシコ戦でサヨナラヒットを打つためだけに不調を演じ続けていた。メキシコは最後の最後で浦部がアカギに振り込んだように村上で勝負してサヨナラヒットされた。そうだったら面白いなあって思った。でもそうなるとアメリカ戦で何の仕掛けが残ってるんだって話になるんですけどね。

トーナメント戦の心理ってのがあるからね。アカギも浦部戦では心理描写を特に重視してましたけど。4 年に一度の世界一を決めるトーナメント戦。その 9 回裏ってのはプレッシャーが最高に高まる瞬間だよ。それも準決勝だ。こういう時に人ってのは自分だけの決断を避ける傾向が強くなる。チームの意向に従いやすくなる。みんなの合意を重視しやすくなる。責任を分散するためだ。そうなると監督の意向とか特に聞きやすい。選手より恐らく冷静なベンチの意見を聞きやすい。そうなれば今季は不調と見られる村上や下位打線で勝負させて上位打線は敬遠気味って結論になりやすい。ペナントレースとトーナメントの違いだな。俺はペナントレースより 4 年に 1 回のトーナメントのが面白いですね。まあそれでも見たいとは思わないんですが。こうやって結果から色々と探るぐらいの面白さはあるかもな。