アカギ

麻雀の漫画。有名な福本作品。この漫画に浦部戦があるじゃないですか。ここでアカギは色々と喋るよな。理に頼ってはダメだと。理ってのは主に確率の話であってさ。そしてニセアカギの理ってのは単純な確率論であって洗練されていなかった。実際には麻雀には相手が居て人間の心理が色々と絡んで来る。それはゲーム理論レベルの話じゃないと思う。ゲーム理論を詳しく知らないけど…。実際の相手の呼吸や思考があって、それによって自分が取るべき対応策が変わって来る。そこまで考えた上で自分がどう動いたら相手の考えを支配出来るか、相手の手を縛れるか、そこまで考えるのがアカギの麻雀みたいな感じの事を言っていたじゃないですか。これってのを何て言うかさ…。人事部の選考の考え方に無理矢理に当て嵌めてみるとだよ。日本の典型的な人事部の人間はどちらかというとニセアカギみたいな考え方なんだよな…。非常に無難な良くも悪くもない誰でも出来そうな感じのな…。アカギみたいに最終的なアウトプットを基準に考えないんだよな。まあ実際にやるとしたら滅茶苦茶に難しいことを言ってるのは分かるけど…。集団が出すアウトプットってのは個々人の能力もそうなんだけど、色々な個々人の間の関わりで生み出される物も多い訳で。だからダイバーシティーって発想があるんだと思うんだけどな…。そもそも最終的なアウトプットを基準に考えるのは人間程度の頭脳では不可能なので、取り敢えず分散した感じで採用して置こうって感じな。そう考えると、やっぱり人事部って要らないなあって思っちゃうなあ…。アウトソーシングで十分なんじゃ…。