東方地霊殿ステージ 4 さとり

東方地霊殿 Hard Stage4 霊夢A - YouTube

このステージのボスはさとりって言うんですよ。妖怪覚(さとり)。人の心を読む妖怪なんですけど、ステージの背景にずっと延々と流れているステンドグラスみたいなのがあるんですよ。そこに描かれているものを良く見ていただきたいんですけど。八咫烏っぽいとは思いませんか。まるで八咫烏は人の心を読むんだってメッセージを発信してるような感じにも思えます。

この東方って作品なんですけど、俺は単なる作品とは思ってないんですよ。発祥は京都大学だか何かに通ってる中国人の学生の 90 年代後半の同人作品で PC98 で動くシューティングゲームだったかな。覚えてませんけど。そんな由来のある作品なんですけど、どうしてここまで有名になったのかが不思議で。確かに BGM は良いんです。キャラも立ってますし。でもそれにしたって不思議で。ニコニコ動画が後押ししたのかな。俺の記憶では 2008 年の時点で東方はアイドルマスターと並んで大きなタグとして存在してたと思います。何か大きな群衆の後押しを得ているんじゃないかって感じをちょっと感じたっていうか。

そこで思い当たるのが八咫烏ですよ。八咫烏が関わっているとなると、八咫烏は東方という作品で自身が人の心を読める、他人の脳に干渉できるということを発信してたってことになります。それに何のメリットがあるのか分かりませんが。また八咫烏に敵対する何らかの勢力があったとして、そこが発信しているって可能性もありますけど。そんなことを考えたところで、どうしようもないのですが。

そしてこの東方地霊殿って作品なんですけど、東方シリーズの中で一つの分岐点になってます。それは絵柄なんですよ。この地霊殿までの絵柄は俺が思うに可愛い。だけどこの作品以降の絵柄は可愛いっちゃ可愛いんですけど、全く違う物になってしまった。そこに何らかのメッセージ性があるような気もします。本来の作品はここまでなんですよって言ってるような。

ここからは少し違う話になりますけど、広報戦略ってのを考えると、徐々に徐々に芽を育てて行って、ここまで育てたら重要なメッセージを発信するぞって考え方があると思っていまして、この東方地霊殿ってのは正にそれで、言いたかったことを言ったぞって作品な気がするんですよ。東方ってシリーズに群がる人を一定数は集めて、かなり集まったところで八咫烏は人の心に干渉するって爆弾を投下した。そんな風にも俺には思えました。2008 年にはニコニコ動画で有名になってましたから。東方地霊殿が世に出たのも 2008 年です。2008 年に至るまでに 10 作品ぐらいは Windows で動く東方作品が世に出てます。

そういう広報戦略を考えると、ドラクエのロト 3 部作ってのはドラクエ 3 が正に言いたいことを言った作品ってことになるかもしれません。そうなるとロト 3 部作で八咫烏が発信したメッセージは何になるでしょうか。それは恐らくですが勇者ロトは他の世界から来た住人だってことです。つまり宇宙人ってことか。

まあなんだかんだ書いたところで憶測に過ぎないんですが。幅広く解釈すればそりゃつながるでしょって言われてしまうような話ではあるんですけど。とにかく俺の中ではそこそこ線がつながっているってことが言いたいだけです。ドラクエにしろ東方にしろ普通の作品じゃない、って俺は思ってますから。