最近の若い子は

インターネットがなかった時代を知らないだろうからなあ。繰り返し同じことを書いた方が良いのかなあ。インターネットが一般的になり始めた頃には、これでテレビ・ラジオ・新聞・雑誌などの大手メディアだけが広域情報発信を独占する時代が終ったって、盛り上がってたんですよ一部のネットワーカーの間ではさ。それは実名であっても匿名であってもです。初期のころから肝を据えて実名で個人でインターネットで情報発信している人はいましたし、今でもそういう人はいますけど、やはり初期のころから今でも匿名で情報発信している人というのはいますよね。完全な匿名ではないにせよ、匿名での情報発信というのは多少は世の中を変えたと俺は思っています。具体的に何が変わりましたか、とかはっきりは言えないんですけどね。たとえば宗教団体について気軽に知ることができるようになった。昔は危険な新興宗教団体の情報など、大手メディアが報道するようなものしか知れなかったんですよ。例えばオウム真理教とかさ。そういうのは一般人でも知ることができた。だけど創価学会とか統一教会とか、そんなのはテレビで放送されることはあまりなかった気がしてます。俺が個人的に特殊だったという可能性はあるんですけど、親が巧妙にそういった情報から俺を守っていた可能性もあるから。とにかく俺は創価学会統一教会も知らずに平和に成人したんですよ。でもインターネットを使うようになって、そういう危険な団体が世の中に存在していることを知りました。リチャード・コシミズさんのサイトなどを見てね。その所為なのかどうなのかわかりませんけども、彼等は少しはおとなしくなったのかなあ…って気もしてます。気がするだけかもですけど。だから俺はね匿名情報発信を規制する動きは本当に危ないと思ってるんですよ。危険な宗教団体とか秘密結社とかファンタジーだろみたいに思ってる人いるかもですけど、新興宗教団体は今でも現役ですし、秘密結社だって華僑の間ではホンメン(チャイニーズフリーメイソン)という秘密結社が現役ですし、フリーメイソンだって世界的に現役です。そういった一般人からしたら謎の団体に対して、インターネットの匿名情報発信というのはカウンターなんですよ。カウンターで伝わるかな。敵対勢力というか彼等の強すぎる力を削いでバランスを取れる存在というか。大手メディアに対してもカウンターですし。だから俺は匿名情報発信を規制するのには強く反対ですよ。誹謗中傷は良くないのは間違いないんですけどね。匿名情報発信を規制してしまうのは問題がありすぎると思ってます。個々人という存在が昔のように弱くなって、特定の団体の力が強くなってしまうと思ってます。それは今より暗黒な時代になることを意味すると思います。