特定秘密保護法案

何気なく TBS のニュース番組を見てたら凄い反対する感じに偏向して報道されてたんだけどさ。見てて気持ち悪くなるぐらいだ…。反対意見が悉く現実を無視してる感じがするんだけど。
確かにガラス張りの体制っていうのは理想なんだけどさ。国家も企業も地方自治体も。でも企業や地方自治体はガラス張りに出来ても国家は現実には難しい…。世界には国が沢山あるからね。それぞれの国は協調したり対立したり競争したりしてる。そして秘密を持ってる国も沢山ある。そんな中でガラス張りの国があったら食い物にされてしまう、というのは自然の摂理だと思う。現実に日本はアメリカに食い物にされている。そして中国が台頭して来て俺も食べたいって言って来てる。だからそろそろどうにかしないと拙いんじゃないかなあ…って思うんだよね。日本はずっとガラス張りっぽい感じの国であって欲しいって思いは分からなくは無いけど、俺は厳しいと思ってるよ何と無く。
俺が想像してたのと少し違うんだけどね。特定秘密保護法案って言うのは。俺は単に外国人スパイに厳罰を科せば良いんじゃないかなあ…って簡単に考えてただけだったんだよ。でも確かに重要なのはスパイに厳罰を科す事じゃなくて秘密を守る事なんだよなあ。
そして秘密の範囲が良く分からないんでしょ。或る程度は絞ってるらしいけど。そこが不信感を募らせるらしい。それとか権限が分かり辛いとか。体制に対する不信感が強ければ強い程に反対したくはなるんだろうけど。それとかアウトサイダーとか。体制を民間が監視するっていうのは大事な事ではあるんだけどね。民間って言葉は良くないか。国民って言葉のが良いか。民間って言うと本当に民間なのかって感じがしちゃうからな…。御用学者みたいな民間人が監視しても意味が無いし。アメリカの傀儡の民間人でも困るし。
俺が知りたいのは、他の先進国の似た様な法律と、この特定秘密保護法案の間にどれぐらいの差異があるのか…って事なんだよね。もし飛び抜けて酷いって箇所があればそこを取り上げて批判して欲しいんだよな。そうすればとても分かり易い。だけど TBS の番組の批判を見てると、全くそういうのが無いんですよ。要はそういう科学的な批判が出来ないって事なんじゃないか…って俺には見えてしまうんだよね。そういう批判を出来ればしたいんだけど、残念ながらそんなに酷い法案じゃないから、仕方なく感情論で押し切ろうとして来てるんじゃないか…って見えるんだよ。どうなんですかね、反対派の人達は。目があっただけで街頭で警察官に呼び止められた事がある、体制は恐ろしい…って完全に感情論でしょう。俺も警察官に呼び止められた事はあるよ。学生時代は自転車に乗ってる時に盗難車じゃないかって何度も呼び止められたよ。
大体さあ、今だって恐らく秘密を持ってるよ、国は。それに今だって国民を監視してるでしょ、公安とかが。今だって十分に体制に色々とされてるんですよ、気付かないだけでさ。今回の法律で体制が強くなってしまうけど、そこまでビビる物じゃないでしょ。悪い事してなけりゃさあ。
いやでも確かにこれからの社会は監視社会の度合いが強くなるらしいよ。自由の国アメリカがハイテクを駆使して凄い監視社会になって来てるって話があるよ。警察国家みたいに。何で見たんだっけな…。ロボットを駆使して監視するんだってさ。移民排斥やテロの防止に使うらしいよ。国民を監視したいってのもあるだろうけど。まあ確かにそうやって一握りの人間が圧倒的な権力を握るって事は恐ろしい事ではあるんだけどねえ。アメリカの場合はロックフェラーみたいな人達に権力が集中してるんだと想像してるけど。そして日本の場合は恐らくアメリカに握られている、と想像してる。だからその辺りに就いては拙いよなあって思うんだけどさ…。
アメリカの今のヤバさは相当らしいね。中国も酷いけど。法の下の平等の移民国家のアメリカが、そろそろ移民に耐えられなくなって来た感じかな。アメリカが耐えられなくなったというか、アメリカのエスタブリッシュメントが耐えられなくなったって感じか。