分不相応な地位に安住する

1 ドル 80 円を前提にした経済構造にするってのはそういうことだってのが俺の考えです。そして日本円は高いんだって日本人を増長させる。そういったことのデメリットは安く輸入できるメリットを上回るってのが俺の感覚。一時的な損得より経済構造や精神構造の変化のが恐い。円高なら化石燃料を安く輸入できるじゃないかって思うかもしれない。でもそうなると安く輸入できるからって化石燃料に依存する。化石燃料を安く買えないって状況になってきたら、化石燃料を避けるでしょ。そうなると節電技術や再生エネルギー技術が進歩する。日本が進むべき道はそっちだと俺はずっと思っています。厳しい道かもしれませんが。いきなり梯子を外されるよりマシでしょ。

日本人は一度それをやられている。バブル期に。バブル期に日本は分不相応な円安と株高に踊っていた。そしてプラザ合意やらなんちゃらで梯子を外されたわけですよ。それと逆のことが次に起こった。分不相応な円高です。これもきっと欧米は梯子を外す気だったに違いないよ。分不相応な円高に安住した経済構造にしていたら、今頃は円安にされて経済をぶっ壊されてたんじゃないかって。欧米は恐いですよ。調べるとプラザ合意はバブル期の前だってさ。話の大筋に影響はないけど。