作者の世界観の読者への強制

小説ってのはそういう一面があるわけですけど。読者も当然それを承知で読んでるわけですが。字数が多いとそういう側面を強く感じます。ラッキーマン物語(旅情編)も字数が多いからさ。まだまだ読み終えることができないでいるんですが。作者が描き出したかったことなのか、作者の願いが込められているのか、単に金稼ぎの為に作者が思いついた世界設定なのか良く分かりませんが、そういうのを何度も嫌な気持ちになりながら感じ取っていますよ。

もういくつもの作品で見て来たハーレム系の作品ですけど、この作品も例に漏れずって感じで。世界級の飛び切りの美女が主人公の周囲に集まって、主人公に当然のように好意を持って、しかもめちゃくちゃ強くて、性格も良いんですよ。そして当然その美女達は死なない。それで女性キャラの死ぬ場面も申し訳程度に書いてたりするんですけど、これがまた不細工って言葉は使ってこそないものの、明らかにそれっぽい記載があったりするんですよ。つまり主人公の周辺に現れる女性は主人公に好意を持って性格が良くて美女で戦闘能力も高くて死なないけど、そうじゃない女性は不細工で性格が悪くて死んでいく。そういう感じです。あまりにもバカバカしくてなんじゃそりゃあ…って感じになりますよ。