小説の会話

ってキャラ付けがされているというか、語尾で誰が話してるか分かるようになってたりするじゃないですか。語尾に限らず。あれって何なんでしょうか。会話の前に名前を書けばいいじゃないかって思うんですけど。以下のように。

鈴木「おはよう」

佐藤「おはよう」

でも小説ってのは頑なにこういった書き方を拒んでるように見えますよ。なんでなのかなあって思って。確かに見栄えが少し悪いかもしれないとは思うんですよ。それと小説ってのは字を読ませるものですから、その字だけでの技巧を読ませるのであって、そうなると名前を頭につけるのは良くないってのもわかります。無地味な字を削減することを努力するのは間違いじゃないと思います。無駄な字を読むのを読者は嫌うので。後は物理的な本にするとインクや紙の消費量の増加に直結するので、そういうのも考えてるとは思います。俺が思うにもっとも重要なのはインクや紙の消費量の問題だと思うんですよ。それは IT 化されて解決したも同然だと思ってます。ですがそれでも物理的な本になるのを望む作家がいるのかもしれませんが、小説家の夢が物理的な本が世の中に出回ることってのはありがちな話だと思いますし。

俺は読みやすさとか考えて、文頭に名前を書いた方が良いのであれば書けばいいと思ってますけどね。そんなに読みづらいかなあ。