ファイナルファンタジー

今でこそオンラインゲームとして有名になっていますが、昔は当然ですが家庭用ゲーム機でネットにつないだりせずに一人用のスタンドアロンって言ったらいいのか、なんて言ったらいいんですかね、とにかくネットにつながないで完結するゲームだった。最初に出したバージョンはファイナルファンタジーといって末尾に XIV だとか、そういうバージョン番号的なものがつかないものだった。このファイナルファンタジーという名称は、製作者達がファイナルファンタジー以前に作っていたゲームが売れず、これで売れなかったらもうゲーム製作をあきらめようみたいな意味を込めて、ファイナルって言葉を入れた、みたいな逸話がありますね。それが売れてしまって今まで続いているわけですね。全く不思議な因果といいますか。

俺がプレイしたことがあるのは III と V と VI だけで他はプレイしたことがない。プレイしたことが無いって言い方だとおかしいか、IV と VII は少し触ったことがある程度のプレイはしたことがある。それ以外は本当に全くプレイしたことがない。

そして最初にプレイしたことがあるのは III なんだけどさ。年齢的に非常に幼いころにプレイした。このゲームのテーマというのがなんだったのか良く分からないけども、特にテーマとかないんだろうなあって思ってる。正義があって悪があって勧善懲悪と言いますか、とにかく売れればいいやって感じで製作者達は作ってたんだろうなあって思っています。ゲームのストーリーなんてのは、やっぱり映画だとか小説だとか、そういうのに比べたらおまけみたいなものであって、メインに位置付けられるものでもないじゃないですか。そんなところにお金を掛け過ぎてももったいないなあと思う。プレイする人も素晴らしいストーリーなんて求めてないと思うし。RPG とは言えさ。あの当時のゲーム機なんてのは、とてもとても今のゲーム機と比較できないぐらいにしょぼいものであって、そんなものに文化的に高尚なものを求めるなんてのは無かったんじゃないかと思います。ただこのゲーム機でこれだけのものを引き出せたらいいなあとか、そういう技術的なチャレンジの意味合いでグラフィックや音を凝るところはあったんじゃないかなあ。芸術というよりかは技術だよな。だからシナリオなんてのはさ、そういった技術で凝る部分もほとんどないわけだからさ。堀井雄二ドラクエを作ってた時に短いセリフに多くの意味を詰め込むのに工夫してたって話がある。それだけ容量が制限されてたってことな。それも技術かもしれないけどさ…。まあグラフィックやサウンドに比べるとシナリオってのはあまり目立った技術の見せどころはなかったんだと個人的には思ってます。

でまあファイナルファンタジー III のシナリオの話に戻りますが。前述したように、このゲームのシナリオってのはやっぱりオマケ程度で作っているのであって、本気でテーマとか作り込んだんじゃないんだというのが俺の認識なんですが、それでも俺の印象に残っているところがあります。俺が幼かったのもあってね。このゲームのシナリオは 4 人の若者が光の 4 戦士というのに何故か選ばれてしまって、それから世界を救う旅に出るといいますか、そんな感じのストーリーなんですよ。きっと正義感あふれる人達だったんでしょう。旅の道中では色々なことがあるんですが、基本的に魔物とか悪の存在がいてね、それから人間を救うって話が多かった気がするな。悪人の話もあった気がするけど。明確に悪という存在に立ち向かって人々を救っていくという流れだった。だけど最後の最後の方になって分かるんですが、ラストダンジョンで闇の 4 戦士という人達に出会って、その人達は実は主人公達である光の 4 戦士よりも以前に活躍した人達で、昔に光の氾濫というのが起きた時に闇の世界を脅かしたみたいなことがあって、その時に光を押し戻し光と闇のバランスを取って安定させた人達らしいってことなんだよ。闇の世界の住人だったけど実は悪い人達でもなかったらしい。そして此度は闇の氾濫が起きてしまって光の世界を脅かしたもんだから、光の世界の意志が作用して光の 4 戦士たる主人公達を生み出したみたいなことらしい。だから今回は光の 4 戦士達が闇の氾濫を抑えて世界の平衡を取り戻すみたいな番だった、ってことがわかるんだ。その後に無事に闇の 4 戦士達の力を借りて光の 4 戦士は闇の氾濫を起こした首謀者を退治して、世界の平衡を取り戻した。細かいところは間違ってるかもだけど、要約するとそういう話だったな。

まあこの話は幼い俺には理解できていたのか理解できていなかったのかわからないけど、表面的な話は理解できてたと思うよ。真髄まで理解できてたかはわからない。今でも理解できているのか分からないけども。なんなんだろうね。光の世界の住民は闇の世界に不用意に踏み入ることは避けるべきだし、逆もまた然りってことでしょうね。ちょっと子供には難しい話ですよね。それを越えてしまうと良くないことが起こるって、そういう話でしたね。重要 NPC だけでも 3 人は死んでたかな。闇の世界なんて悪なんだから潰してしまえって分かりやすい単純な話ではなかったんですよ。それが印象的だったのか幼かったからなのか、取り敢えず覚えていますね。

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