見える化?

たまには女子高校生のパンティを見たいとか、そういう話じゃないです。

見える化ってさあ、ソフトウェアのサポートもあった方がいいとは思うんですよ。無駄じゃないと思うんですけど。使いやすいツールは意欲向上につながりますし。効率も良くなりますし。でも見える化で最も需要なのは意識改革でしょう。月並みですけど。これがとっても難しいと思うんですよ、言ってることは単純なのに。世の中に上に情報を上げない連中なんてクソ程います。クソ程いますクソ程いますクソ程います。

でまあ上に情報を上げない理由って何って言うとさ、隠し事があるからとかそういうのもありますし、報告すると色々と面倒だからとか、後は上に報告しないことを上が求めているってのもあります。上の人間としては自分が不都合な事実を握り潰す当事者になりたくないもんだから、下に対して不都合な事実を報告するんじゃないって要求するんですよ。そうなると下はしょうがないから上に報告しない訳です。そうして上は後になって問題が公になって来た時「下が報告を上げてこなかったんだ!下が悪いんだ!」って言う訳です。クソみたいな話ですけど、そういう現実ってのは残念ながらあるわけですよ。

それとかさ WBS ってあるでしょう。ワールドビジネスサテライトじゃないですよ。Work Breakdown Structure です。これも要は見える化に使う物なんですけど。これって作業を細分化するものじゃないですか。だから下は作業を細分化するのに、逆に上が「細分化するんじゃない」って要求することもありますから。なぜって管理するのが大変だからですよ。細分化されると上が管理するのが大変で面倒だから下に細分化するんじゃないって要求するわけです。バカじゃないかって思うと思いますけど世の中ってのにはそういうところがあるんですよ。

要は意識改革ってのもあるんですけど、はっきり言って能力がないんですよ。管理する能力が足りない。細分化されると対応できないんです能力不足で。見える化は崇高な理想だと思うんですけど、管理コストはどうしても上がります。そして能力が足りない中間管理職では見える化に対応できません。それが現実だと思います。

見える化して欲しいのは経営層とか上層部とは思うんですけど、中間管理職的には旨味がない。自分達が忙しくなるだけで。飯の種になってればいいと思うんですけど。そういうところですよね、色々なステークホルダーがいて、誰が恩恵を受けて、誰が協力的で、とかいろいろと分析して、恩恵を受けてないところはしっかりサポートしてかないと回らないだろうなあって思います。

見える化ソフトってのも、どんな需要にこたえたソフトなのか気になりますよ。見える化を本当に実現したいってちゃんとした目的のためのソフトなのか、見える化という作業の中で誰かが楽するためのソフトなのか。基本的にソフトウェアは作業を楽にするものですけど、その楽にすると言っても色々とあるわけですよ。言い訳として使いやすいとか、作業したことにしやすいとか、要は中間管理職が自分達が作業しているよってアピールしやすいってところに注力したようなソフトであれば、そりゃ中間管理職は喜んで導入してって言うと思いますが、経営層としては間違った決断をしたって話になると思うんですよ。だって結果として見える化であがってくる情報の精度はクソみたいなままの精度なわけですから。手抜き系の中間管理職がニッコリするだけの結果になる。