クソコードが存在すること自体はそこまで問題じゃないんだよな

問題はクソコードを直すだけの予算や時間がないってこと。それに管理職は部下を信用しない。部下のミスについて自分が責任を取るなんて真っ平ごめんだって思ってる。そうなるとリスクフリーで進めたいので、リファクタリングなんてもっての外なわけだ。管理職は良いコードを書きたいなんて思ってない。自分が在籍中の間は何も問題が起こらないでいて欲しい。自分が去った後は問題が起きても別に良い。それが管理職というものだよ。人事評価制度に開発効率低下について過去に遡及するようなシステムもないだろうし。日本の糞みたいな職場では、仕事を引き継がせる相手に自分の雑な仕事を表沙汰にしないような人間を選ぶ傾向が強いんだよ恐らく。色々ニュース見ててそう思うでしょ。仁義みたいなくだらないことを言って。仁義自体は素晴らしいかもしれないが、先達の失態を隠すってところにまで仁義を発揮するから糞なんだよな。そういった酷いコードを生み出した人間が出世してるわけだから、過去に遡及する人事評価制度なんてのは組織から生み出されません。反対多数で否決ですよ。日本の IT 組織の多くは、そういった組織的に老化した組織ですよ。自分が管理職の間は営業成績を高くしたい。利益率を上げたい。だから製造コストを下げる。安い予算で雇える人達を短期契約で雇って安い品質のものを急造するわけだ。そうすると初期開発でクソコードが生まれる。そしてクソコードをリファクタリングする予算も生まれない。そうなると結局のところは経営の問題なのかな。長期に渡ってメンテナンスする必要があるシステムはリファクタリングなどを考慮して人を雇ったり契約したりする必要があるのに、経営者にその認識がなければ初期開発のクソコードはその後 10 年 20 年と残り続けるんだ。やっぱり経営者がクソなのかな。世の中が悪いってのもあるのだろうか。代表取締役社長が株主に選ばれるわけだけど株主ってのは自分が株主の間に株価が上がって欲しいって思う生き物だから。そうなると短期で好業績を上げて売り抜けたい株主が増えると、どうしても長期のことは考えなくなる。そういうのもあるんだろうなあ。基本的に管理職は長期に渡ってかかるコストとか計算できなくても問題にされないからさ。IT 産業では特にそんな気がするよ。そのコードがクソな所為で、今後 10 年間に渡って年間 1,000 万のコスト増が見込めるとしても、そういったことは全く計上されないんだよ。それより在籍中の事故率低下のが優先される。開発理論が稚拙だからコスト増の見込みなんて誰も信じない。計算できる人材がいない。人事の評価システムにそういったものはない。まあ結局のところ金なんだよ。金です。後はまあ安い割に良く働く人材を雇ってる職場はラッキーって感じじゃないか。つまり運も大事ってことだな。って根本原因的なことを探りたいんじゃなくて、とにかくクソコードってものをネタにしたいって人も多くいるだろうけど、そういう人はそういう人でクソコードを大いに盛り上げて欲しい。でも確かに日本人のすべてが一切クソコードを書かないほどに有能であればクソコードは生み出されないだろうな。しかしそれは夢のまた夢で現実からかけ離れている。でも夢を見るのも悪くないよ。でもまあ何度も同じことを言ってるけど AI だよ。AI が進歩すれば SE/PG なんて必要なくなる。糞コードともおさらばです。今後 10 年どうなるのか。AI が尻ぬぐいしてくれるからって開き直ると今後 10 年のコスト増とか気にする必要なくなるんだよな。そうなると糞コード産生への抵抗感が更になくなります。後は日本って国はアメリカの衛星国ってのもあるよな。実質的に主権がない。国ってのは何種類かあって、アメリカ、中国、ロシア、インド、この辺りは強国としてメインプレイヤーとしてやっていけるわけで。衛星国はメインプレイヤーに振り回される。それによって理不尽に利権などを取り上げられたりする。メインプレイヤーもメインプレイヤーで弱肉強食の世界で生きているわけですし、そうなると法治よりもリアリズム的なことを優先することもあるでしょう。そういった感じで世の中には理不尽なことも多々ありますから。クソコードってのは理不尽な存在ですよ。世の中から理不尽を消し去らないとクソコードの根絶もまた難しいかもしれません。理不尽な世界では人は長期的に物事を考えるのが馬鹿らしくなりますから。今日明日を生き抜くんだって、どうしても近視眼的になります。しかしそう考えると人々に希望を抱いてもらわないとクソコードは生み出されるんでしょうか。綺麗なコードには人々の希望が詰まっているのかもしれませんね。俺が書いた記事にしては綺麗な終わり方かも。