迫撃砲とはなんだ

これは俺の中で長いことそれこそ 10, 20 年ぐらいの謎だったんですよ。迫撃砲の射角ってかなり真上の方に撃つんです。遠くに飛ばすのであれば 45 度ぐらいが一番いいのに上に飛ばしちゃうんですよ。近くに飛ばすのであれば普通に水平に撃てばいいのにその方が威力だってあるのに。なんで上に撃つんだよって。迫撃砲って名前なんだから近くで撃つんじゃないのかとか。ずっと謎だったんです。でも最近の Wikipedia が詳しくなってて読んだら納得しました。

迫撃砲ってのは仕組みがかなり単純なんです。そして軽い。歩兵とかが背負えるぐらいに。普通の野戦砲の場合は 45 度ぐらいの射角で撃つんですが、撃った衝撃で砲身が後ろに下がってしまうんですよ。だからそれを自動的に元の位置に戻すような仕組みなどもつけなきゃいけないらしくて。そういう仕組みがつくとめちゃめちゃ重くなるらしい。そこで迫撃砲です。迫撃砲は射角を思いっきり上向きにするから、地面に衝撃を吸収させることができる。だから砲身をもとの位置に戻す仕組みとか取っ払って単純にして凄い軽くできて歩兵が持ち歩けるんです。これが迫撃砲の存在感を発揮する要因だったんだなあって凄い納得しました。歩兵が持ち歩けるってことは、かなり敵の近くに接近して使えるってことです。なので迫撃砲って名前は合ってるわけですよ。重くてでかい砲身は敵の近くまで持って行けないですから。

思いっきり上に撃つのに迫撃砲とはこれ如何にって話でした。プーチンさんが動いたから思いついたことを書きました。