絶世の美女とか絶世の美少女とか世界最高の美貌とか

出すぎなんだよなあ。どうしてこのランキングの主人公はそういうのにやたらと出会うんでしょうか。お約束なのは分かるけど。またかよ…って思ってしまう。わかるわかるよ主人公が世界最高の美少女と出会って仲良くなる展開ね、確かに非日常を感じさせますよね。でも俺はその非日常パターンを飽きるぐらい読んだんだ。それでもたった一人の絶世の美少女だったらまだ許容できるかもしれない。だけど何人もの絶世の美少女に出会う主人公が多いんだ。確率はどうなってるんだって感じで。作り話なので良いんですけど。そういうストーリー的に何の工夫も凝らさないような箇所で確率的リアリティさを消耗して欲しくない。

俺はドラゴンボール世代ですけど、悟空ってそんな美少女とかに出会ってないですよね。多少は出会うけど、そんなに悟空に惚れたりしないじゃないですか。惚れてるかもだけど、一々そんな描写もないというか。俺はそういうのを見て育ったんで、次々と世界最高クラスの美少女に出会って惚れさせていく主人公の話を次々と読んでると、とっても違和感がありますよ。

なんなんですか本当に。そんなに美少女との出会いを描写したいのか。作者の意図が分からない。商業的な理由なんですかね。小説だと微妙ですけどアニメ化とかすると見栄えが良かったり、キャラのフィギュアとかグッズで稼げるんですか?そういうのってクソですよね、俺みたいな読者からすれば。俺に対して敵対的な考え方ですよ。俺は面白いものが読みたいからね。

道端に転がってる石ころを蹴ったら世界一の美少女に当たりました。仲良くなりました。みたいな感じなんですよね。ありがたみがないというか。安売りというか。もしかしたらそういうのを読んで「主人公の運命力ぱねえっす!」みたいに思う人もいるのかもしれないですけど、俺はまたかまたなのか、と飽き飽きしてる次第です。