TPP

ISD条項
http://taste.sakura.ne.jp/static/farm/society/tpp_isd.html
凄いてきとーにすっ飛ばして読んでみたけど。何と言うか原則を言ってるだけな気がするんだけどさ。↑の記事ってのは「俺は ISD 条項に就いて正しい事を書いた」って事なんだと思う。それ以上でも以下でも無い。この人は TPP に就いて賛成も反対も言っていないと思う、ちゃんと読んで無いんだけど。その辺がどうもねえ…。こういう風に全体の一部を切り出して「正しいのはこうだ!」って主張するのも詭弁の一種だと思う。確かに間違った事は言っていないんだと思う。でも問題は全体で見た場合に露顕する物なんだよ。一部だけで論じても無意味だ…。でもこの人は「飽くまで俺は ISD 条項に就いて書いてるだけ」って言うんだろうから、真っ向から反論をしても余り意味は無い。
ISD 条項の原則が日米や他の国々にとって平等であるのは言うまでも無い。当たり前じゃないか…。今の時代に表立って大規模な不平等条約を押し付ける馬鹿は居ないでしょ。問題は実際の運用がどうなるかだよ。実際の交渉がどうなるかだよ。そこが問題なんだよ。もう TPP の交渉ってのは最終局面に入ってるんだよ。今から入ってまともな交渉なんて出来ると思いますか…。日本中に米軍基地があって未だに占領下にあるが如くで、ちょっと前まで年次改革要望書とかいう屈辱的な書類を突き付けられてて、それでいて交渉の準備も殆ど出来ていないで、交渉期間が残り僅か…、こんな状況でまともな交渉が出来ると思いますか…。ISD 条項は交渉で決まった事( 条約 )を守る為に発動する事が出来るんでしょ。だから条約で酷い事が決まったらそれを守る為に発動する事が出来るんでしょ。それが拙いって言ってるんじゃないか…。
間違い無いと思うんだけど、この TPP ってので一番に得をする国はアメリカ( 特に富裕層 )ですよ。TPP ってのは企業の権力を肥大化させる。国の力を殺ぐ。結果として国は国民を守れなくなって行く。そんな中でも割とこの TPP の理念に最初から近い国が存在する。それがアメリカだ。アメリカって国はそもそも TPP 的なんだよ。アメリカは自分の国が最も得意とするルールで勝負しようとしてる訳だ。俺の土俵で戦えって。しかも現在の最強の国家だよ。そんなの絶対に勝てないだろ…。日本も TPP 的な国になれば良いじゃないかって思うかもだけど、先ずはそれが俺は嫌なんだよね。あんな野蛮な国のルールに染まるのなんて真っ平だよ…。日本は歴史と伝統のある国だからな。それに伴って人々や文化も成熟してるでしょ。アメリカって国は伝統が無い国だからさ、歴史とかの分野では周りの国々に太刀打ちが出来ない訳だ。だから歴史とか伝統を破壊しながら、法の下の平等や競争社会や自由や金って価値観が全てだって言いながら、周囲の国々を巻き込んで行くと非常に強い力を発揮する事が出来る訳だ。それによって周辺の国々が持っていた良さが失われるのなんてお構い無しだ。それに地理的な条件もあるでしょう。アメリカはアメリカの地理に有利な条約を押し付けて来るに違いないでしょ。それに仲裁廷の実権だって何だかんだで絶対に握って来るよ。
それと恐らく在日朝鮮人勢力は TPP に賛成の傾向が強いだろうな。朝鮮半島は屈辱の歴史の国だからな…。そんな朝鮮半島人の中でも差別されてしまう最下層なのが在日朝鮮人なんだからな…。
それと国と国って構図じゃない論じ方も出来る。国としてはアメリカが最も得をするんだけど。得をする勢力としてグローバリストってのがある。それと富裕層な。それと企業。TPP は格差の拡大に寄与する。