ファンタジーな世界設定を考えてみた

世界中の 10 [%] ぐらいの人間に守護霊の様な物( 以下では守護霊とする )が付いている。
守護霊にはレベルがあり、付かれている人間にもそれを扱うレベルがある。
付かれている人間のレベルが守護霊のレベルよりも低い場合は、付かれている人間はその存在を知る事が出来ない。
付かれている人間のレベルが守護霊のレベルと同等かそれ以上の場合は、その存在を認識出来る。更に対話も出来る。
1 人の人間に付く守護霊は 1 つ以上。殆どの場合は 1 つ。
2 つ以上付いている場合は、それぞれの守護霊のレベルは一定しない。
1 つ目の守護霊を認識したら、2 つ目以降は存在している事が分かるが五感で知覚できないし、対話も不可能。但しレベルが同等かそれ以上になったなら知覚や対話が可能。
1 つでも自身の守護霊を認識している人間は、周囲の人間が守護霊付きかそうで無いかが分かる。但し圧倒的なレベル差がある場合は守護霊付きである事すら分からない。
その際に自身が認識している自身に付いている最大レベルの守護霊よりも高いレベルの守護霊付きの人間に就いては、守護霊付きである事が分かるがそれを五感で知覚出来ないし、対話も不可能。逆に同等か低いレベルの守護霊は五感で知覚出来るし対話も可能。
守護霊は他の守護霊の存在を知覚出来るが、圧倒的なレベル差があると知覚出来ない。
守護霊のレベルは変わらないが人間のそれを扱うレベルは上昇する。
守護霊は付いている人間のレベルの上昇を望み対話を望む。
守護霊は付いている人間が生まれた時から死ぬ時まで原則的には一緒。
守護霊の存在を全く認識していない人間に付いている守護霊は、その人間を何かと勝手にサポートする。
守護霊の存在を認識している人間に付いている守護霊は、その人間と対話しながらサポートする。
1 つも自身の守護霊を認識していない人間と、認識している人間とでは、世界を見る目が変わり、物語を構成する主要メンバーは後者になる。
守護霊は付いている人間の為にサポートをするが、具体的にどうするかというと、量子力学的な確率に関与する事によって、世界の流れを変える。守護霊は時間的な前後の世界を知っている。何時間後まで知っているかと言うと、それは守護霊のレベルに依る。それを変化させようと動く。
守護霊には性格があり、付いている人間の為に他の生物の生死を問わない物も居る。
守護霊が世界に影響を与える範囲( 体積 )とその密度( 強さ )と守護霊からの距離はレベルによって違うし、個々の守護霊に得意不得意がある。人の脳内に関与して思考を操作するのが得意な者、大気の流れに関与して台風を起こす者、地殻変動に関与して大地震を起こす者、色々とある。
2 つの守護霊が違うベクトルに力を掛け合ったなら、相殺され、強い力の方に差分の力が掛かる。
守護霊はお互いに殴りあったりする事は出来ない。