昨日に書いてるつまらない作品

オチがありましたよ。長かったなあ。70, 80 万字ぐらい読んで漸くオチらしいオチがありました。良かった良かった。全く 70, 80 万字の苦行に釣り合わないと思いましたが。この人はこれを描きたかったのかなあ。だってこのオチ以外に何もないって言って良いぐらい平凡というかコピーだらけというか、そんな感じですからね。

それと昨日の話の続きですが、地球と同じ物理法則の異世界に地球的な科学を持ち込むパターンというのは、やっぱり主人公が強すぎると面白くもなんともないといいますか。地球の知識をそのまま持ち込むとか応用するってのは基本的に面白くないんですよ。それをどうやって面白くするかって、主人公が弱いから面白くなると思っています。弱い主人公が地球の知識を使って知恵を使って交渉などを潜り抜けて生き延びていくところに見どころがあると思ってまして。なので主人公最強設定では面白くならないわけです。ギャグとか色々な路線もあると思いますが。何も工夫しなければ面白くなるはずがない。天才としてあがめ倒されたり、偉い人に傅かれて慌てふためいたり、「またとんでもないことして!」みたいな暴発系キャラいじりされたり、その程度では面白くないです。

そう考えると、この作者はオチのために全てを捨ててたんじゃないかって思えるんですよね。それぐらい面白くなかった。オチの正当性を出すために、作者の中の作品かくあるべし姿を優先させて、面白くすることを度外視したんじゃないかと。俺は取り敢えずそう理解しました。