下らない事

内側の寸法が縦 1 m 横 1 m 高さ 1 cm の水槽みたいなのがあって、そこに水が半分ぐらい入ってるとする。そして一面にティッシュで作った薔薇を沢山敷き詰める。するとどうなるか。ティッシュが水を吸い上げて湿る。水はその内に蒸発するだろう。ティッシュを入れた分だけ表面積が増えて蒸発し易い気がする。
次にバラを物凄く細かくする。ナノレベルまで細かくして行く。そして水を吸い上げ易い構造と水が蒸発し易い構造を追求する。するとどうなるか。勢い良く水を蒸発させる装置が出来そうだ。この装置を物凄く薄くして何枚も重ねたらどうなるか。もちろん空気の通り道を x, y, z の方向に沢山作ってだ。そうすれば更に水を大量に蒸発させる事が出来そうだ。当然この装置は寒い地域では動かない。
これが仮に実現出来るとしたら何が出来るだろうか。加湿器が出来そうだ。それと水の流れを作る事も出来そうだ。そうなると発電も出来るかも知れない。細かい計算はしていないけど恐らく空気中のエネルギーを使っているので非常にクリーンなエネルギーだ。出力が低いのが問題。ナノレベルの加工技術で何処まで水を蒸発し易く出来るのか、装置を何処まで薄く出来るか、装置の重ね方とか空気の通り道の作り方の効率化、空気の流れの制御、そういった技術で何処まで出力を向上する事が出来るのかが鍵となるかも。
ドライペットって商品があるけど、アレが若し消耗品レベルでは無くて長く使える物であれば、蒸気を水に戻して循環させる事も出来るかも知れない。
こういうプロジェクトを立ち上げて成功させれば御姫様に見合うぐらいの VIP になれそうな物だけどなあ…。