俺は Web サイトの構築に就いてそんな詳しくは無いけど

今の現場のやり方って恐らく凄い古い設計だと思うんだよ。俺の予想。凄い古いフレームワークを使ってるらしいし。俺は Web サイトの作り方の変遷の歴史を知らないよ。だけど、最初は………なやり方でそれだと色々な問題が出て来て、次に………なやり方になってそれでも問題が出て来て、次に………なやり方になりましたって感じの歴史があると思ってる。今の現場のやり方ってのは、Struts で言うセッションフォームを使って、尚且つその履歴をフレームワークが自動的にスタックに保存して、それを用いる事によって画面遷移を遡って「戻る」が出来たりする、ってやり方なんだけどさ。俺はこのやり方は初めてな気がするんだけど…。Struts のセッションフォームに就いては俺が Web サイトに関わり出した時に会社で勉強してた時に使ったけど、履歴を取って戻れる様にはしてなかったんだよな。以前に関わった生保のサイトでは Spring MVC でセッションを使ってた気がするんだけど、アレはもっと先進的な仕組みだったんだよな。余り思い出せないんだけど。今の現場みたいな旧時代の遺物みたいな仕組みじゃ無かった。
いやさあ今の現場でセッションフォーム的な物を使ってて、見事にその罠に嵌まったんだよね。俺が Struts で勉強してた 2 年半ぐらい前にも似た様な事があった事を思い出して「あーそういう事があったわー」みたいな感じだよ。すっかり忘れてた感がある。そうそうこういう使い辛さも出て来るんだよな、セッションフォームってのは。前に書いた様にセッションフォームへの読み書きとマルチスレッドの危険性って問題点の他に、disabled とかチェックボックスとか色々と紛れが発生して来て、結局は単純化出来ないって事になるんだな。細かい事を書いてないから読み手に伝わらないだろうけど。しかも今回はフレームワークの上に変な部品を乗っけてるからさ、それが俺担当じゃなくて微妙にブラックボックスだったんだよな。実際はブラックボックスじゃなくて、単にソースを見れば良かったんだけど、その人に任せて置けば万事 OK みたいに思ってた。「問題があります」とか何も言って来なかったし。でも考えてみれば頭が良いとはいえ未だ業界経験は浅いから、抱え込む必要の無い所まで抱え込んじゃう可能性は十分にあった…。
結局のところ言いたい事はだな。俺はセッションフォームってのに全く慣れて無かったから見事に嵌まった。セッションフォームを使って、画面遷移の履歴を残して、それを「戻る」に活用するやり方は旧時代の遺物っぽい。俺がこれまで経験して来た現場のリクエストフォームを使うやり方ってのは「セッションフォームを使って履歴を残して楽して戻るやり方は色々と問題がある」って事を学んだ後の先進的なやり方だったんじゃないか、って事です。
物凄く勘違いされそうな書き方をしてるんで、ここで書くけど、俺はセッションに値を残す事は否定しないんだよ。俺が否定したいのは、ユーザの入力値を勝手にフレームワークマッピングしてしまう「セッションフォーム」が、直接フレームワークの仕組みで用意されている履歴管理で管理されて、それがそのまま JSP と密接に結び付いていて画面表示されてしまう仕組みが嫌だって言ってる。仮にそれをやるんだったら、もっと高度な管理をしなくてはならない。あの程度の問題が出る仕組みじゃダメなんだよ。
大体セキュリティー的に気持ち悪くて仕様が無いんだよな。実際穴だらけだし。社内システムだか社外システムだか良く分からないし。