ノウハウとかを体系的に纏めたり書き留めたりする必要性を感じて来た

もう俺も歳なのか違う現場に行くと前の現場の事を忘れてたり、その前の現場で培ったノウハウが今の現場には活かせるのに忘れてたり、そういうのが多くなって来た気がしている。今回も昔の記事を直したりしていて、あーそういう問題があったわーって思う事がチラホラとあった。完全に忘れていた訳では無いけど、脳の端っこに追いやられていて思考ルーチンからは殆ど外れた「言われなくては先ず思い出せない」部分にあった。
俺は手を広げ過ぎているのかなあって気がしてもいる。システム開発、ソフト開発に関する事なら何でも出来るようになりたいってのは欲張り過ぎなのかなあ。アセンブラが出来て OS も書けるようになりたい。ハードに関する知識も少しは欲しい。それでいて高級言語でのプログラミングは出来て当たり前。詳細設計も当然。基本設計も様々な業界でこなせる様になりたい。そして要件定義やプロマネ。営業もほんの少し噛みたい。それでいて、政治・経済・軍事といった一般社会的な事柄を考慮したシステム構築戦略を考えられる人でありたい。欲張り過ぎっちゃ欲張り過ぎなんだけど。この中で俺が出来てる事って余り無いんだけど。アセンブラは出来ますよ。OS に関しては「はじめて読む 8086」「はじめて読む 486」を一応は読んでるぐらいか。ドライバ開発もファーム開発も経験が無い。WinDDK を買ったりして少しは勉強したけど。ユーザモードでの高級言語でのプログラミングは当然だけど出来る。詳細設計も出来る。基本設計の経験は殆ど無い。要件定義も殆ど無い。営業も無い。
本当は OS 開発とかが出来れば他工程なんて糞って感じなんだけどね。OS 開発の仕事とかやらせてくれない世の中だしさ。
それとか考え方を変える必要も感じている。今までは実装を主体として考えていて、実装段階で手戻りの大きい物を設計段階で出す為のノウハウを纏めていた感じだったけど、今度は設計段階で手戻りの大きい物を要件定義段階で出す為のノウハウも必要かなあって思い始めた。若し俺がこれからそういう上流工程に入って行く事があるのなら、必要な事だと思ったんだよ。
例えばフォントの決定なんて問題は実装段階では手戻りが少なかったりする( スクリーンショットを取れとか言われると厳しいけど )。だけど設計段階では手戻りが大きかったりする( 設計書にモックの画像を貼り付けたりするので )。そういうレベルのノウハウは俺には殆ど無いってのが正直な所。
それとか設計者に求められる力と実装者に求められる力って違うかなあって思ってさ。設計者は手戻りが少なくなる様に確実に作業をする事が求められる。実装者は手戻りを少なくするのもあるけど、色々なツールを駆使しながら早く作業する事も求められる。それに細かい部分の考慮( 詳細設計 )も必要になって来る。だから実装をするなら頭の中で色々と足りてたんだけど、設計となると頭の中だけじゃ足りないかなって思った。実装なら手戻りのプレッシャーも影響も少ないからね。
後は色々な仕事に対応する為に、脳を補う様に書き留めたノウハウを現場が変わる度に取り込む事によって対応したいって思惑もある。