サイクロトロンで加速し続けても最大速度に達しない訳

相対論的質量がそれを表しているって話ですけど、何かイマイチ納得出来ないので少し考えてみた。
俺は相対論的質量というのを前にも書いた様に「加速し難さを質量に掛けた物」と考えています。これは何なのだろうかって事で、先程に書いた c^2 が活きて来ます。この c^2 は表面積( 水平回転と垂直回転による )だと書きました。粒子が最大速度に近い速度で動いている所を想像してみて下さい。これに後ろから電場( 同極 )を加えて加速してやります。この時に「電場によって加わる力は最大速度で加わろうとする」と考えてみて下さい。「電場その物は共時的に存在するのだけれども、粒子に力を加える時は最大速度で行う」と考えるんです。そうすると最大速度に近い速度で粒子が動いている場合、斥力を加える事が出来ない所か逆にエネルギーの衝突が起こってしまいます。どういう事かと言いますと、粒子は c^2 で回転しています。回転しているという事は「手前に戻る力」と「奥に進む力」が存在しています。粒子の速度が遅い場合、「手前に戻る力と衝突する電場」よりも「奥に進む力を後押しする電場」の方が大きくなります。ですが、段々と速くなって行きますと「奥に進む力を後押しする電場」が少なくなって来ます。粒子の速さが速過ぎて最大速度で斥力を加え様としても当たらないのです。というのが 1 つ。
もう 1 つは磁場による軌道制御を行っている段階での減速ですね。磁場を加えているという事は、仮に加えている力が斥力だとすれば、それは粒子のエネルギーを奪う事になる訳です。でも斥力を加えられるのが自分自身だけだから± 0 になるのかも…。でも相手方はそんな事は無いからやっぱり損失の方が大きいかな。逆に利得の方が大きかったりして。うーん…。
粒子が絶えず放射しているとするのなら、その損失もあるね。磁場の影響を受けた時に放射するとするのなら、その損失もあるね。