一斉休校の判断で問題になってるのは

専門家会議の意見を聞いた聞かなかったの話じゃないらしい。官僚出身の首相補佐官の意見を重視したか、閣僚の意見を重視したかの話らしい。ふーんって感じですね。事態が緊迫してる時に全員一致の合意が無ければ動けないとか、そんなんあり得ないですし、トップダウンで決まってもしょうがないところと思いますね。自分の意見が通らなかった人達だってそれぐらいのことは分かるでしょうよ。そういう状況なんだってことが。

一斉休校の意味ってのはいくつもあると思うんですよ。似非科学的な人達は科学的って言葉を異常に狭く解釈して使う傾向にあるけどさ。まず誰でも思いつくのは子供達が感染しないようにってこと。これが思いつかなかったら流石にちょっと阿呆かもしれないね。次に感染した子供達が祖父母に感染させる可能性があると。そこを防ぎたいのがメインであると。ここまでは直接的な話ですね。そして一斉休校にしたけど大人は通勤させるのは、大人については動きを止めてしまうと社会・経済が死んでしまうからってことらしい。だから子供だけ我慢してもらおうという話らしい。医師や看護師だって通勤できなくなるし。でまあイベントや休校ってのは全般的に時間稼ぎの効果があるってことですよね。この時間稼ぎってのはベッドや医者の手や設備の手が埋まってしまう医療崩壊を防ぐためという直接的な意味がまずあって、それとかワクチンや治療法の開発まで持ちこたえるという長期的な意味もありますと。それに加えて為政者レベルで時間稼ぎしたい理由ってのがあり、考える時間が欲しい、様子を見たいってことですよ。そして様子を見る為には平時体制よりも安全策を取った方が良いわけです。これはなかなかメディアもはっきり言わないけど。ぶっちゃけ未知なことが多くて良く分からないんだから様子を見たいわけです。でも様子を見たいから経済を止めたいなんて口が裂けても言えない。だからはっきり言わないだけでさ。様子見って本当に効果があるのかって思うかもしれないけど、こういう言い方をするのは問題があるけど、正直に言ってイタリアや欧米の例というのは良い教訓になったとしか思えない。様子を見たから海外での実例が増えて判断する情報が増えた。これが様子を見た分かりやすい効果だと思います。それと自粛や休校の効果だったのかはっきりしてないけど、日本では伸びがなぜか少ない。そういったことも分かったわけです。そういう情報収集をまずしたかったのだと思います専門家たちは。俺も今になったから遠慮なく書けますけど。それと後はもう 1 つは心理的な効果じゃないですかね。今回の新型コロナが過去の新型インフルエンザだとか SARS とかに比べて恐いって話を国民にしっかりと伝えるために、ちょっとショックが必要だったんじゃないかってことです。単に演説をしただけじゃ伝わらないかもしれないでしょ。一斉休校という前例のないことをしなきゃならないぐらいヤバいウイルスだよって、そうすれば演説よりもはるかに国民はウイルスの危険性を肌で理解できる。政治家は自分達の言葉が上辺だけで国民に響かないことを自覚してると思うんですよ。だから一斉休校という具体的な重みが必要だったんだと思います。科学的って言葉を使うんであれば最低でもこれぐらいの観点では分析して欲しいですよ。ド素人の俺でもここまで書けますし。他にも観点があると思っています。でもこの観点は書けないですね。